「縁日」 ほっこり日記♪

ほっこりしよう♪ みんなひとりひとりに持ち味がある それを持ちよったらこんな形になりました 縁日 en-ni-chi 今を楽しみ そんな空間の中で 和が広がっていく みんなでほっこりしようよ♪

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

「日々喜」後記 vol.2


「日々喜」後記


「日々喜」後記 vol.1











「お母さんね。決めたから」


「みんなのために、自分のために生きるって…」


病院のベッドに座るおかん



僕はおかんの手を

きゅっと

にぎっている










5月の終わり


もうかなり暑い



1年半程アジアを旅して


長いこと住んでいた東京を離れ、鹿児島の実家に帰っていた兄貴


挨拶を済ませていなかった人がいるとのことで


東京に来ていた



2月に逗子でのイベント「咲くや」vol.2を終えて帰省してから、

久々に顔をあわせた



「阿呆ようへい」


あいかわらずの兄貴



喫茶店

テーブルに珈琲2つ


たわいのない会話



そんな時間をしばらく過ごす





「これ、真面目な話しなんだけどさ」


と急にきりだす


「なに?」


右手にタバコ

すこしも動じずにまっすぐ僕の目を見つめて


兄貴は言った


「お袋が癌なんだ」







「そうか…」




腹の底を揺さぶられるような


足下が急になくなってしまうような


強い衝撃はあったけど


兄貴が動じずに伝えてくれたおかげで

不思議と

僕もしっかり受け止めることができた



兄貴はそんなヤツだ



母の病状や今の実家の状況を一通りきいた





実感はなかった





「2人でなにかプレゼントを買おう。それを持ってくよ」



「オレ、千円しかもってないよ」



「いいよ。おれが出すから」




ぷらぷら

男2人




プレゼントを探す




女心のわからない

男2人



だいたい

自分のことを置いといて

欲しいものをほとんど買ったことのない



おふくろ



イメージがわかなかった



「おふくろって何が好きなんだろう」



そんなことすらわからない自分が


腹立たしかった




新宿、渋谷、原宿




時間だけが過ぎる




「おれ、髪きりにいかなきゃ」


原宿にある

義理の兄の店に

髪を切る予約をいれているのだという



「ようへいにまかせた。じゃあ。」



1万円札を渡す



歩き慣れない渋谷

7年も東京にいるのに…




ぐるぐる


ぐるぐる



何度も同じ場所


僕の頭の中のように



そして

やっと見つけた


それは

お箸屋さんだった



1膳のお箸と箸袋…




これから大腸を切る手術をするというお袋



「はやくよくなってたくさんおいしいご飯をたべてほしい」



そんな祈りを込めたお箸だった




買ったお箸を持って、義兄の店についたとき


ちょうど髪を切り終わった兄貴は

義兄と笑いあい

妙に

さっぱりしていた



「気持ちわりい。」



「うるさい。」




「はい。これ。」




「なにかった?」




「マイ箸。」




「この前


 鎌倉で買ったばっかりだよ。」




「…」




「もう



 おつり

 

 かえさない。」





今年の夏は


そんな


はじまりだった


21363695_4288282731.jpg



つづく…




スポンサーサイト
  1. 2008/10/01(水) 18:42:49|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<「日々喜」後記 vol.3 | ホーム | 「日々喜」後記 vol.1 >>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ennichi111.blog28.fc2.com/tb.php/25-b025d43a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

ennichi111

Author:ennichi111
“気がつけば、たくさんの大切なものに囲まれて、日々の喜びに包まれている”

「青い鳥」がそうであったように“幸せ”は、いつも身近にあるんです。
「ほっこりしようよ♪」ただそれだけで充分。
欲張らなくても、一人一人が輝いて出来ることをシェアするだけでも世界は回る。
まずは、自分たちや身近な人達が輝ける場所を創る。
僕らのご縁は、まったく個性の違う5人の共同生活の場
何の変哲もないマンションの一室「ほっこり長屋」から広がって、
今やイベントまでやらせていただけるほど大きくなりました。
それはこれからももっともっと広がっていくことでしょう。

この大地に生き、ほんの小さな幸せと感謝を感じていければ
やがて世界は
ほっこり笑顔でいっぱいになるでしょう。

これが僕らの想いです。


現在

芸術をもちこんだ農的生活

都会と田舎に拠点を創り、相互に行き来できるシステム

表現者に対するサポート体制

などいろいろ模索中。


「ほっこり村」

創ります!!


ぼくらに今ないもの

場所

だけです!!


是非情報をおよせください♪

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。